日記

2015/01/12

自作ゲームのこと、実況のこと

みなさんこんにちは。大松です。今日は自作ゲームの話を少しだけ。
先日、知り合いの一十さんがツイッターでこのような事を呟いていました。





※参考 自作ゲームフェス

まるで「自作ゲームフェスの受賞作品はみてくればかりの物しかない」みたいな言い草である。
これを見て正直悔しかったし、同時に怒りを覚えた。
自分の作品に関してはそうかもしれないが、受賞作全部となると話は違う。

審査基準がどうなっているのかは分からないが、400作品以上の中から選ばれた65作品
であることは事実だし、企業賞にしても敢闘賞にしても、それらを受賞したのは
自作ゲーム制作者たちの努力と熱意と技術力の賜物である。
それを「実況映えする奴が選ばれたんでしょ?」とばかりにまとめてぶった切られるのは納得がいかない。
素人目で見ても「このゲームの技術力すげぇな」とか「これ作るの大変だっただろうな」
という作品はいくらでもある。断言はできないけど、見た目だけで作品を選んでいるということは無いはずだ。

もちろん、実況してもらえるというのはある種のステータスかもしれない。
私としても、実況してもらえるのは嬉しいしありがたいし、むしろドンドンやってほしい。
しかし、ゲーム作りというのは実況してもらうのが目標ではない。
フリゲ制作者の目標は「より多くの人にプレイしてもらう事」である。
こればかりは断言していいと思う。プレイしてほしいから無料で配信するわけだし。

実際、プレイ動画でゲームの魅力を100%伝えるのは不可能である。
なぜかというと、ゲームというのは「プレイヤーとゲームが対話することで初めて成立するコンテンツ」だからである。
プレイ動画となると、ゲームにおいて一番重要な「対話」の部分が抜けてしまう訳だ。

噛み砕いて説明すると、例えば「快適な操作性」だとか「ステージを駆け抜ける爽快感」なんかは実際に操作しないと分からない。
「謎をといて進む」とか、「仕掛けを動かしてみる」とか、そういうのもプレイ動画では人任せになってしまう。
私も先日、実況で拝見したゲームを実際にプレイしてみたが、操作性なんかも思っていた以上に良かったし、
動画を見た時より、自分でプレイした方が爽快感も断然上である。 ここまでくると実況プレイを見る人向けの話になってしまうが、
いずれにせよプレイ動画が全てではないという事は、声を大にして言いたい。
まぁ、堅苦しいこと長々と書いたけど、要するに「みんなで面白おかしく自作ゲームライフを送れれば素敵やん?」という話である。

ここ数年で、自作ゲーム界はだいぶ盛り上がってきた。それは大変喜ばしいことである。
だからこそ我々は改めて自作ゲームと実況のあり方を考えるべきなのかもしれない。








・・・みたいな事を円楽師匠が言ってました。



おわり

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