日記

2012/06/05

アラレちゃんとロボット三原則

ドラゴンボールにアラレちゃんが登場したのは有名すぎる話。
有名すぎるので詳しい話は省略するが、物語の後半、ブルー将軍の
超能力で身動きが取れなくなる孫悟空。そしてトドメとばかりに
ヤシの木で悟空を串刺しにしようと近づくブルー将軍。
絶体絶命の大ピンチ!・・・とその時、千兵衛博士がこう叫ぶ。

「アラレーッ!あの人と激しく、プロレスごっこしてあげなさーい!!」

そこから空気が一変。シリアスな音楽もアラレちゃんのテーマに変わり、
ブルー将軍にアラレキックが炸裂!!いとも簡単にぶっ飛ばされてしまった。
いやーあのシーンは今見ても面白い。ドラゴンボール屈指の名シーンではなかろうか。

と、ここからが本題。なぜ千兵衛博士は「プロレスごっこしてあげなさーい!」
と指示したのだろうか。別に「あいつをやっつけろ」でいいのではないのか?
自分が思うに、アラレちゃんは「ロボット三原則」を遵守しているのではないか。
ロボット三原則とは、SF作家アイザック・アシモフが自身の小説において示した原則で、

・第一条 ロボットは人間に危害を加えてはならない。
・第二条 ロボットは人間に与えられた命令に従わなければならない。
・第三条 ロボットは第一条、第二条に反しない限り、自己を防衛する。

という内容である。つまりこういうこと。

・千兵衛博士は最初から、アラレちゃんをこのロボット三原則に従うよう設計していた。
・ゆえに「ぶっとばせ」など、人間に危害を加えるような命令は受け付けてくれない。
・でも、「プロレスごっこ」は遊びにカテゴライズされるので受け付けてくれる。

千兵衛博士の行動の裏には、このような事情があったのではなかろうか。



・・・って思ったんだけど、よくよく考えたら普通にパトカーとかぶっ飛ばしてたじゃん。
ごめんね。聞かなかったことにして。


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