ネタ

2021/01/01

漫才「年賀状」

大松「新年あけましておめでとうございます!大松です!」

大増「大増です。今年もよろしくお願いします。」

大松「いやー年明けましたー!」

大増「今年は丑年ですね。ところで年賀状来ました?」

大松「1枚も来てねぇ。」

大増「悲しい。」

大松「いらねぇよ年賀状なんて!ボケカスが!」

大増「でも最近の年賀状って凝ってるらしいですよ。」

大松「そうなの?」

大増「そう、今年でいうと『牛肉付き年賀状』なんてのもあるらしい。」

大松「へぇー!いいねぇ!」

大増「いいでしょ?」

大松「でもそれ今年は丑年だからいいけど、去年だったらネズミ肉が送られることになるぜ?」

大増「ならねーよ!」

大松「ネズミ肉って旨いのかな?」

大増「食おうとするな。」

大松「でもマグロ年だったらマグロの刺身が食えますね。」

大増「マグロは干支じゃねぇから。」

大松「他にどんな年賀状があるの?」

大増「珍しいのだと『食べられる年賀状』があるね。」

大松「元々食えるでしょ?」

大増「ヤギかお前は。」

大松「それはそうとなんで食えるの?」

大増「鱈のすり身で出来てるんだって。」

大松「へぇー!面白いね!」

大増「面白いでしょ?」

大松「来年鱈年だしな。」

大増「鱈は干支じゃねぇから。」

大松「でもこういう洒落の効いた年賀状っていいと思うよ。」

大増「このご時世、年賀状って送らないからね。」

大松「だから俺もユニークな年賀状送ろうと思うよ。」

大増「ユニークな年賀状?どんなの?」

大松「不幸の年賀状。」

大増「やだよ!」

大松「来たら5人以上に年賀状出さないといけない。」

大増「ただの嫌がらせじゃねーか!」

大松「ダメ?」

大増「ダメにきまってんだろ。」

大松「じゃあオリガミ年賀状ってのは?」

大増「オリガミ年賀状?」

大松「年賀状に線が引いてあって、その通りに折っていくと・・・」

大増「あー、なるほどね。」

大松「カニの形に。」

大増「なんでだよ!」

大松「面白いでしょ?」

大増「そこは牛にしとけよ!」

大松「駄目かぁ。じゃあお年玉付き年賀状ってのは?」

大増「それはすでにあるでしょ。」

大松「いや、こっちのは年賀状に一万円札がついてるんだよ。」

大増「違法だよそれ!手紙で現金送っちゃ駄目だよ!」

大松「精巧な偽札だから大丈夫。」

大増「何も大丈夫じゃねぇよ!」

大松「うーん、難しいなぁ。」

大増「貰ってうれしい年賀状送りなさいよ。」

大松「車付き年賀状とか?」

大増「スケールでけぇな!」

大松「嬉しいでしょ?」

大増「それもう年賀状付き車だろ。」

大松「家付き年賀状とか。」

大増「スケールでけぇっての。」

大松「ダメ?」

大増「そもそも送れねぇだろ。」

大松「そうかぁ。じゃあ、送らなくていいか。」

大増「結局送らねぇのかよ!」

大松「今からだと遅れるしな。」

大増「やかましいわ!いいかげんにしろ。」

大松「どうも、ありがとござしたー。」
大増「どうも、ありがとござしたー。」


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