ネタ
2018/05/14
漫才「やさしい昔話」
大松「どーも大松です!」
大増「大増です。よろしくお願いします。」
大松「ところで、最近の昔話って時代に合わせて優しくなってるの知ってる?」
大増「え、そうなの?」
大松「例えばサルカニ合戦ね。俺らの知ってるサルカニ合戦って、最初にカニ死ぬだろ?」
大増「死ぬね。」
大松「今は死なない。」
大増「死なないんだ。」
大松「全治2週間。」
大増「細けぇなおい!」
大松「死ぬとかないです。」
大増「全治2週間ってそこそこの大怪我だけどな。」
大松「あと猿もね、柿を投げつけたりしない。『食べ物を粗末にするな!』ってクレームくるから。」
大増「じゃあどうすんの?」
大松「そりゃもう直接グーパンよ。」
大増「それはそれで駄目だろ!」
大松「で、最後カニの子供たちが臼とかと一緒に猿をぶっ殺す。」
大増「昔のはそうだったね。」
大松「あ、ここは変わんねぇから。」
大増「変えろよ!そここそ変えろよ!」
大松「うっせぇ!いじめなんてする屑は死ね!!」
大増「何キレてんだよ!」
大松「こんな感じで色々と変わりまくってる。」
大増「まぁ話変わってるのは事実だな。」
大松「だからもう浦島太郎とかも変わりまくってるからね。」
大増「そうなんだ。」
大松「お前の知ってる浦島太郎ってどんな話?」
大増「え?まぁ、俺の知ってるのは、浦島太郎が海岸を歩いていると、子供たちがカメをいじめてて・・・」
大松「いじめない。」
大増「いじめないんだ。」
大松「『いじめを助長する』ってクレームが来るから。」
大増「じゃあどうすんの?」
大松「今は海岸で、子供たちがカメをスマフォで撮影してる。」
大増「ねーよ!」
大松「インスタ映えするっつって。」
大増「その頃インスタねーよ!」
大松「で、それを見ていた浦島太郎が・・・」
大増「助けるんだな。」
大松「その様子をスマフォで撮影する。」
大増「お前もかよ!」
大松「ツイッターにあげるっつって。」
大増「ツイッターもねぇよ!」
大松「で、浦島がツイッターにあげたのがきっかけで、ガキたちのインスタが炎上して、
アカウント削除まで追い込まれて、終わり。」
大増「・・・竜宮城は!?」
大松「竜宮城とか無いから。」
大増「なんでだよ!メインの部分だろ!」
大松「いやだって、竜宮城って風俗っぽいじゃん?」
大増「風俗っぽいとか言うなよ!」
大松「今の浦島太郎はこんな感じ。」
大増「全部嘘だろ。」
大松「まぁまて、次はアレだから。金太郎だから。」
大増「金太郎?どんな話になってんの?」
大松「金太郎の場合はね、舞台が思い切って山から海になってるからね。」
大増「そうなんだ。」
大松「そう。で、ある日金太郎は海で遭難してる船を発見するんだ。」
大増「ほう。」
大松「で、金太郎はその船に乗っていたじいさんを助けるんだけど、
そのじいさんは何と会社の会長さんだった!」
大増「・・・。」
大松「で、じいさんが『何でもお礼するから言ってくれ!』といったら、
金太郎が『じゃああんたの会社に入れてくれ』って。」
大増「『サラリーマン金太郎』じゃねーか!」
大松「そうだよ。」
大増「そうだよじゃねーよ!昔話でも何でもねーだろ!」
大松「でも連載されたの20年以上前だぜ?」
大増「そういう問題じゃねーよ!」
大松「じゃあ最後は、浦島太郎、金太郎と来てますんで。」
大増「桃太郎だな。」
大松「おむすびころりん。」
大増「何で!?」
大松「といっても、この話はそこまでエグくないから、あんまり変わらないね。」
大増「そうなんだ。」
大松「しいて言うならおじいさんがおむすびを追いかける途中で転んで怪我しちゃって。」
大増「ほうほう。」
大松「全治2週間。」
大増「お前もかよ!いい加減にしろ。」
大松「どうも、ありがとござしたー。」
大増「どうも、ありがとござしたー。」
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